良かったのか・・・?悪かったのか・・・?

今日も、大仕事。
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幼い子供達を残して亡くなった母親に代わって後妻に入り、義理の息子たちを育てた母親(継母)が、自分の生活費を切り詰めて、行方知れない義理の息子(被後見人)名義で多額の預貯金をしていた。しかも、継母は子供達と養子縁組をしていなかった。

このお金は、いったい誰のものであるか?


就任直後から、エスプリの頭を悩ませ、又裁判所を含む様々な機関と協議を重ね、しかるべき方々を訪問し面会を重ねて来たが、最終的に預貯金は、原則名義人の物であるという法律(平成15年の本人確認法)により被後見人が受領するしかない現実に直面した。エスプリは行き場を失った・・・何故なら、義理の母親の資金が枯渇し、被後見人は生活保護受給により、経済は安定していたからである。


様々な資料を取り寄せ、いったい誰に所有権が有るのかを確定するために、この半年間、公平中立・利益相反ギリギリのところで動いてきた。つまり、エスプリとしては「真理」に基づいた処理を行いたかったのである。しかしながら「疑わしきは被後見人の利益に」という後見人の本来の姿(弁護人気質)が求められた。ふと、悩むのは、自分の中にある「裁判官気質(祖父の思考方法で、どちらにも与しない)」が物事の判断を遅らせている事に気が付かされた。


最終的に裁判所の判断に従い、本日、名義人である被後見人が満額受領する手続きを行った。もちろん、金融機関は原資がどうであれ、名義人に支払う。しかも、裁判所は義理の母親への「一部返還(贈与)」は却下した。後見人制度上、財産の一部を贈与する事は認められなかった。


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又、当該市保護課には、受領後直ちに(本日)、これまでの保護費の全額返還及び、生活保護廃止が待ち構えている。もちろん、私の後見人報酬助成も無くなる。実は当該市にこのような多額の保護費を返還するのは、後見人エスプリとしては、2度目であり、総額約1000万円の生活保護費を返納している。目の前の誰をも幸福にしないようなお金のしはらい方ではあるが、永遠の視点では意味があると信じたい。

2か月前、義理の母親は、義理の息子の手を握りしめ、「このお金は、私が始末して貯めた物。あなたにあげるから、大切に使いなさいよ。」と涙ながらに何度も言った。100歳を超えた義理の母親はその手をなかなか離さず、「会いに来てくれて、本当にありがとう。もう会えないかもしれない・・・」と、その手を涙で濡れた自分の頬に当てて、離さなかった・・・・。


この預貯金を無視して、「生活保護による安寧な暮らし」を継続する事も出来た。しかし苦労を承知で後妻に入り、子供たちを育てた母親の思いを大切にする事も、この預貯金の本来の目的であるとエスプリは判断するに至ったのである。

isa 49:21
そのとき、あなたは心の中で言おう。
『だれが私に、この者たちを生んでくれたのだろう。
私は子に死なれた女、うまずめ、亡命のさすらい者であったのに。
だれがこの者たちを育てたのだろう。
見よ。私は、ただひとり、残されていたのに、
この者たちはどこから来たのだろう。』」

isa 49:22
神である主はこう仰せられる。
「見よ。わたしは国々に向かって手を上げ、
わたしの旗を国々の民に向かって揚げる。
彼らは、あなたの息子たちをふところに抱いて来、
あなたの娘たちは肩に負われて来る。

by kurashi_lesprit | 2015-12-22 19:26 | 仕事

エスプリな毎日は「質素で、心豊かな暮らし」。ファン申請は、親族だけです。


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